藤義運輸の林業

 ひとの手が届く限られた山林に、植樹から伐採搬出と古くから各地で受け継がれてきた日本の林業。
経済面のみならず、地球環境の悪化などから環境保全の面での林業への重要性も認識が深まり、重要視されている産業となっています。
近年は自然のなかでの意義を感じる仕事を求め、都市部から林業従事を希望してくるひとも増え、緻密な計算による効率化や機械化と相まって、かつてのいわゆる「3K」職とは違ったものとなりつつあります。

高性能林業機械の普及と集材方法の変化

 現在はハーベスタやプロセッサとよばれる高性能林業機械の導入が進み、より合理的に山林整備を行って行く傾向にあります。
特に近年では、ドローンを使った地形の測定やコンピューターによる材積計算、効率的な集材のための作業道開設計算まで行う研究や現場への反映が進んできています。
 今後ますます安全で効率よい作業へのシフトが進んでいく事と期待されています。

安全と効率の調和

 林業は傾斜地での重量物を扱う作業であるため、長年危険な仕事のひとつとされてきました。 その危険性から現在は労働に対する法整備がすすみ、充分な安全対策なしでは、就業できない事になっています。
安全性を追求する事により採算性が損なわれる事のカバーは、昨今のハード面ソフト面での技術進歩により飛躍的に向上し、これから先のある産業として注目されるものとなっています。

環境保全と採算性の追求

地球温暖化や異常気象による弊害は世界的にも大きな問題となっています。
大きな対策のひとつであるCO2削減は、森林保全を担う林業関係事業者にとっては直面する事項であり、採算性とともに追及しなければならない課題であります。

藤義運輸では、これまで未利用材として廃棄されていた小径材や木の先端部分までを利用したバイオマス燃料の生産に力を入れています。
藤義運輸ならではの林業部と運送部の連携は、効率よくバイオマス燃料生産工程への原材料供給を可能とし、環境保全と採算性の両立を目指しています。

☆バイオマス燃料は、燃焼時に発生するCO2と植物としての成長過程で吸収するCO2の差をゼロとカウントされるため、CO2を抑える手段として注目されています。

co2循環イメージ

高性能林業機械

フェラーバンチャ  3台
ハーベスタ     2台
プロセッサ     2台
グラップル     8台
クローラ      3台
フォワーダ     2台
合計        20台

林業部車両

林業部車両     9台
高性能林業機械
高性能林業機械
高性能林業機械

ドライバー育成と職場環境改善の取り組み

 社会・経済に大きくかかわる物流。ドライバーひとりひとりに求められる意識や技術は、単なるものを運ぶ労働者ではなく、社会を担うエキスパートとしての誇りある存在です。

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